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歴史上武器として扱われていた日本刀ですが、現代ではその芸術性から美術品として評価され、鑑賞、所有されるようになりました。
ここでは日本刀におけるランク付けについて、美術品としての観点から説明します。
刀の鑑定ランクは国と公益財団法人日本刀美術刀剣保存協会によって定められており、4段階に分けられています。
鑑定書のランク
①特別重要刀剣
最高ランクの刀剣格付けです。国宝や重要文化財に準ずる価値を持つと評価された刀剣に与えられます。
②重要刀剣
「特別重要刀剣」に次ぐ高い評価を受けた刀剣を指します。
国が認定する重要美術品級の価値であるといわれています。
③特別保存刀剣
次に紹介する「保存刀剣」に該当する刀剣の中でも特に出来が良く、保存状態も良い日本刀。一般の刀剣よりも高い評価を受けた刀です。
④保存刀剣
鑑定ランクの中で一般的なランクに位置づけされます。
江戸時代までに制作された銘の正しいものや、無銘であっても年代、国、系統がわかる刀剣のことを指します。
鑑定は高度な専門知識と経験を要する作業で、同じ刀でも鑑定者によって評価が異なることがあります。
また、新たな研究成果や発見により、過去の鑑定結果が見直されることもあります。
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